東京都大田区のドコモショップ様でOAフロアの施工をしました。
OAフロアとは床の高さを上げて、床下に電気配線、パソコンの配線が出来るように組む床を言います。
配線の量や、床の段差、天井の高さ等を考慮して、仕上げの高さを判断します。
耐荷重が大きくて、微妙に高さが変えられるのはスチール製です。
今回の現場は店舗ですから、事務所より歩行の頻度が多く、しっかりとした物が必要です。
写真はフクビ製のスチールです。
商品名はFK3000R、3000ニュートンですから3000sに耐えられるという意味と捉えています。
Rはリサイクル可能という意味。
ボルトが付いた足で高さ調整が出来ます。
床板になる部分は中が中空になっており、重さの軽減を図っています。
この商品の場合、ボルトを変えれば、高さは5cm〜30pまで自由になります。
しっかりとしている分、それとカットに少し手間がかかり、搬入出時に重たいので、塩ビ製と比較すると高めです。
素材としては、塩ビで出来た物、これは丁度、お風呂の腰掛けみたいに足が4本出た足と床部分が一体となっています。
お風呂のイスを順に沢山並べて、床にすると考えれば良いです。
その上に、静電気防止のタイルカーペットや塩ビ製のプラスチック床材を敷きこむあんばいです。
施工不良や床の不陸(凸凹)が大きいと、カタカタと言う床鳴りを生む場合があります。
しかし安価な為、普及しています。
きちんとした工事をすると、仕上げの状態だけを見ると、普通の床にしか見えません。
塩ビ製は微妙な高さ調整は出来ません。
荷重がかかる場所には足の数を増やして、補強します。
塩ビ製でも、通常の事務所であれば、補強すれば大抵は対応出来ますが、大型金庫や大型のPCサーバー、グランドピアノなどがある場合は不向きです。
30以上のOAフロアメーカーがありますが、カタログ、パンフレットを見て最高荷重を調べておく必要があります。
1箇所に500sかかる様な荷重には耐えられません。
仕上りの高さはメーカーにより異なりますが、5cm、7p、10pが多いです。
この上に仕上げ材を張りますから、その厚みが4_〜8_、その分高さは増えます。