タキロンのカタログ写真
階段の鼻先は、より滑りにくくなっています。
今回は柄の厚みがあり、丈夫なタキロンを使用しています。
階段の垂直部分と水平部分(踏み面)が一体になっているので水が入りにくい構造です。
各戸の玄関ドアの塩ビのフィルム張り、剥がれたペンキの枠の塗装。
階段、廊下の床の防水塗装と長尺塩ビシート張りなどの工事です。
知多市の海岸近くにある賃貸マンションのリニューアル工事をさせて頂きました。
築21年です。
ドアリフォームの事ですが、今回は大家さんの要望で、希望者だけにフィルムを貼りました。
本来なら、全戸施工して、全てのドアを一新したいところです。
外観には張ったドア、張らなかったドアの両方が見え不揃いになります。
退去された時に、改めてと言うと、コスト面で上がりますし、その時に同じ材料があるか、どうか分かりません。
けれども入居者の色々な事情を考慮して、アンケートを取り、その希望に沿って、施工の可否を決めました。
施工日時の希望、鍵を大家さん立会で開閉して良いかの了解。
鍵の開閉を許されない場合の入居者在宅のお願い。
調整に手間が掛かる事ばかり。しかしその業務も弊社で代行出来ます。
大手管理会社はこんな七面倒な作業はしません。
施工するなら一斉に全戸に告知です。
けれどもこの大家さんは、大家の権利を背景とせず、希望に沿って施工する姿勢が、入居者の立場に立ち、しかも紳士的です。
立派な考え方だと思いました。
15戸ある郵便受けが海風で腐食しています。
同じ位置にステンレス製の物に取替えました。
新しい郵便受けはダイアル式の鍵が付いていて、以前の様に、入居者が鍵を用意する必要はありません。
施工前の廊下や階段です。
コンクリートが黒ずみ、場所によってはひび割れが生じています。
調査の結果、下への漏水は無さそうですが、見た目に悪く、将来的には芳しくありません。
排水口もホコリやゴミが一杯。
水はけが良くありません。
水が流れる溝や階段の両側を塗膜ウレタン防水塗料で仕上げた写真です。
2回塗ります。
これ以前の工程で、プライマーという下地安定材を塗っています。
都合3回の工程。
塗装面の方が水やホコリが流れやすいので、溝はやはりウレタンの防水塗料。
階段の両脇も、掃除がしやすい様に5センチ程度塗装です。
床面の凸凹やひび割れを、モルタルで補修。
余分な部分を削って、更に平滑にしていきます。
そうすることで、糊の付きを良くし、綺麗な下地を作ります。
床材の施工です。
溝を残して、滑りにくい塩ビシートを耐水ボンドを用いて接着します。
生活をしている共用部分の廊下の為、通行する方に配慮をして、片側づつ糊を塗りいつでも通れるように施工していきます。
つなぐ部分は溶接して、水分が床材の下に回らない様に施工。
各玄関扉に住友3Mのドアリフォームシートを貼ります。
表面はテフロン加工でキズや汚れに強く、ドアの曲面も曲げて施工出来ます。
日光に対する日焼けや色あせにも強い材料で、接着力も強く、時間が経つと、より接着が強くなるボンドです。
フィルムですが10年は大丈夫だろうと推測できます。
コストは安くありませんが、丈夫さは実績があるのでお勧め出来ます。
それに短時間(1枚2時間位の施工時間)でドアが生まれ変わり、施工に音も臭いもほとんど出ませんし、廃材も少ないです。
そして枠の塗装。
海が近いので、ウレタン系の錆び止めを塗って、やはりウレタン塗装。
今回大家さんが、弊社を選んでくださったのは金額もその一つです。
マンション管理会社の約2/3の金額!
入居者の斡旋から、家賃の回収、建物の管理まで面倒な事を一切引き受けてくれるのはありがたいとは思いますが、工事金額がなんといっても高い。
手軽さと安心感はあるかもしれませんが、アパート経営が以前より楽ではない昨今、工事金額は抑えるべきです。
工事期間中のチェック、立合い等面倒は増えますがその分安価な結果を得られます。
工事店に提案力、工事の品質、アフターメンテナンスの力、会社や担当者への信頼感があれば、大家さんはそろばんをはじくべきだと思います。
先ずは床、巾木部分(床と壁の境)を業務用の高圧洗浄機で綺麗にします。
ただ見た目を綺麗にするだけではなく、この高圧洗浄を行う事が後々重要になってきます。
それは、汚れを取り、仕上材の付きを良くする為です。
ここを怠ると剥がれの原因の一つになったりします。
ほら、排水口の入り口やカバーもこの通り、綺麗になりました。
入居者の皆さんに安全に通って頂く為の案内表示と一時的に歩けなくなる告知板です。
写真には出て来ていませんが、各職人の車には、工事の為の駐車をお願いする案内板を掲げています。
ドアリフォームシートを扉の両面とも施工しています。
ドアノブ、スコープ、ドアクローザーなど全て取り除き、塗装のハガレや汚れを取り除いてプライマー塗り。
そしてフィルムを張ります。
曲面はドアイヤーで熱をかけて柔らかくしてから、施工します。