ノボリ製造工場の1階部分の内装をしました。
建坪560uの総二階建ての1階のうち、300uを1部屋に。
長さ40m近くある自動印刷機を囲う様に天井を造り、壁を立てました。
元の天井が高いとは言え、夏の暑さは作業をする人を苦しめます。
そこでエアコンを設備して有効に利くようにする事、そして機械音や作業時に出す音を外部に出来るだけ出ない様にする事が目的です。
配慮すべきは工期、それに効果。
サッシュの内側に内窓を設けて、2重のサッシュに、壁はやはり空気層分だけ空けて2重にすると同時に断熱材(グラスウール10s/u)を入れ、断熱・防音に対処しました。
もちろん天井にも断熱材を入れます。
今まで使っていた換気扇にも工夫をして、音が外に出にくいようにしました。
厚いベニヤ合板で箱を作り、中で音を拡散させるように障害物を設け、グラスウールで中を覆ってしまう大工さん手作りのサイレンサーです。
天井と壁材を仕上げたら、照明器具・感知器を付けます。
足場の撤去、養生材の撤去、清掃で一連の作業が終わります。
翌日からの工場稼働中に、内窓取付、他の雑工事を完了しました。
エアコンの機種選びなどで時間を取られ、期間中には配管、空調工事が出来なかったのが残念でした。
6月初旬にエアコンを取り付けます。
音が静かになって、省エネにも役立てば、ご近所さんも地球も喜びます。
取りも直さず、この夏は快適に社員さんが仕事出来、作業の効率が上がって、ますます業績が良くなる事でしょう。
デリケートな印刷機ラインや印刷の版、他の機械、材料などを養生(工事中の傷や埃から守る為に包装したり、覆う事)をしました。
この養生作業が大切で、お客さまの資源を守るだけでなく、工事後の清掃を簡易に出来ます。
お客さま社長、社員さんも手伝ってくださって合計5人で夜10時半まで行いました。
高さ6m近くある1階に、新たな天井高さ3.7mの天井を造る訳ですから、高い所を自在に移動できる平坦な舞台の様な場所が必要になります。
高さ2mの位置に大きさ300uのステージが出来上がるのは、なかなか壮観です。
足場が完成すると今まで使っていた照明器具、熱感知器を一度取り去り、工事用照明器具に切り替えます。